全4作のシリーズ中3作目まで読了。
図らずも王子様の正体を知ってしまったがために、ますます恋愛小説化してきたな。いや郁の周囲も気づけば主要人物同士で全員がそれなりの形でくっつくのか。
起承転結の結に向けての転にあたるわけで、手塚兄と未来企画が外から工作しているらしいというのが見えてきたり、これまで隊員たちを引っ張ってきた司令が引退、隊長も負傷してしまった。いよいよ次巻でクライマックスを迎えるのだろう。今作が"危機"だったのが自作は"革命"となる。図書館革命となればいかにも未来企画側の目的が果たされるかのようなのだが、それでは完結とはならないだろう。この作者のやり方なのかタイトルや章題である程度中身を推測させておいて、裏切ったり裏切らなかったりが多い用に思う。