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無意識と意識の狭間リターンズ

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2009年 03月 06日

丸刈りの強制

Excite エキサイト : 丸刈りの強制中止求め勧告書 鹿児島県弁護士会

おれが中学校に進学した時点でその中学校が市内で唯一男子は丸刈り、女子はショートと定められた校則が残っていた。
多くの生徒と一部の教師の間では規制の緩和を求める声が高まっていた。特に部活での対外試合や学習塾などで他校の生徒と接する機会が多い者ほどその意識は強かったように思う。おれ自身は部活はやっていたが試合でもそれは別に気にしていなくて、塾に行くようになったのも部活引退した3年夏からで、それまでは別に何とも思っていなかった。確かに塾に行きだしてからは抵抗があった。

まだ塾にも行きださない2年生のときに規制緩和を求めるためのプロジェクトチームとしての側面も持った生徒会を選出しようという流れになってて、祭り上げられるような形でおれも役員に当選してしまった。

当面の敵は親、特に卒業生でもある人たち。あとは一部の先生と、野球部剣道部の生徒。坊主頭こそが中学生らしいとか、伝統だとか予想通りの決まり文句だったので対処論も考えておいた。
まずは現行の校則をすべて守るというところから始めた。毎朝校門に立って服装のチェックと遅刻をなくすように声をかけた。
そして新しいルール作り。他校の生徒会との話す機会を設けてもらって、校則や現状を聞いたりもした。
何度となく先生方やPTAも交えた話し合いの末、自分たちの卒業後の春から規制は緩和された。
我ながら青臭いことしてたなあとも思う。半ば規定路線の茶番だったのかもしれないと思える節もある。

もう20年近く前のことで、たまの帰省で母校の生徒を見かけて思うのは、時代の流れもあるだろうが一時期は目に余るような生徒もいて規制緩和が果たしてよかったのか疑問に思うこともあった。今はまあ自由にできるようにしてやったんだから自由にしてくれという思いもある。

by kfuk | 2009-03-06 13:53 | TOPIC


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