無意識と意識の狭間リターンズ

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カテゴリ:BOOK( 74 )


2014年 05月 03日

裏切りの日日

テレビドラマ「MOZU」の原作の井上夢人の百舌シリーズの原点となる物語らしい。
しかしこの作者は初めて読んだ。

とあるビルで立てこもり事件が発生。
たまたま居合わせた公安の二人がいながらも犯人を見失う。
同じ時間帯に二人が軽快に当たったことのある右翼の大物が狙撃暗殺される事件も発生する。

立てこもり犯はどこに消えたのか。
同時に起きた二つの事件の関係は。

悪徳警官とその相棒という映画なんかで割とよくあるバディもの。
ストーリーもありがちと言えなくもない。

裏切りの日日 (集英社文庫)

逢坂 剛 / 集英社

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by kfuk | 2014-05-03 22:06 | BOOK
2014年 05月 03日

the TEAM

インチキ占い師能城あや子と、対象者のことを秘密裏に調査するチームの働きを描いた短編集。
いわゆるホットリーディングなのだが、調査手段は法を破ったもの。

しかし誰も不幸にしない。
むしろ依頼者は概ね幸福になっていく。
あや子の正体を暴こうとする記者ですら小さな幸せを授けられる。
痛快な謎解きもの。

the TEAM(ザ・チーム) (集英社文庫)

井上 夢人 / 集英社


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by kfuk | 2014-05-03 01:04 | BOOK
2014年 03月 22日

小学4年生の冒険。
おれよりちょっと上の世代のこどもの日常に起きる奇跡の話。
奇跡といっても非現実的なものではなく、日常にありふれた奇跡。

ワクワクドキドキするとかそんな感じでもない。
ただどこかで自分の小学生時代に重ね合わせてみて懐かしかったり、あり得なかったり。

道尾秀介 / 光文社

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by kfuk | 2014-03-22 23:01 | BOOK
2014年 01月 07日

マスカレード・ホテル

連続殺人事件で次の犯行現場として示されたのが超一流ホテル。
ホテルマンに扮して潜入捜査をする刑事と、その刑事の世話をする優秀なホテルスタッフの女性が主人公。
様々な客がいて、様々な出来事が日々起きる。

ありがちなパターンではあるが、捜査に関しては素人の意見が、事件の真相へつながるヒントになったりする。

思いもかけないところで殺意につながるほどの恨みを買うこともある、そういう恐ろしさがある。

マスカレード・ホテル

東野 圭吾 / 集英社

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by kfuk | 2014-01-07 01:13 | BOOK
2013年 10月 23日

死神の浮力

「死神の精度」の続編で書き下ろしの長編。
ここでの死神は不慮の死を迎える1週間前に現れ、観察し「可」か「不可」を判定する。
ほとんどの死神が1週間まともに観察するわけではなく「可」の判定を下す。
本作の主人公の千葉は、大して人間に興味があるわけではないが、仕事として真面目に観察をし、ほぼ「可」の判定を下す。

本作では娘を殺された有名作家、山野辺の前に現れる。
娘を殺した犯人はサイコパスであり、良心を持たない男、本城。
山野辺夫妻はその犯人をあえて無罪にし、直接復讐を果たそうとする。
そんな殺伐とした物語の中で、山野辺夫妻だけではなく読者にとってもどこかユーモラスな千葉の存在が救いとなり読み進められる。
ただ本城の意図というか目的がいまいち鵜に落ちない。

山野辺夫妻と本城の探り合い、対峙は手に汗握るものがあった。
結末もすっきりしたものだった。
ただ伊坂作品らしくもっと伏線張ってきっちり回収する痛快さも欲しかった。


死神の浮力

伊坂 幸太郎 / 文藝春秋

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by kfuk | 2013-10-23 19:00 | BOOK
2013年 10月 07日

3652

伊坂幸太郎初のエッセイ集。
作者の人となりが読み解けて興味深くはあった。
特に伊坂作品を読むきっかけになった斉藤和義のファンであることも同じファンとして共感が持てた。

ただエッセイというのはその時々で読むべきものだと思う。
欄外下部に解説というか筆者による注釈があるが、やはりタイムリーに、書評や解説であればその本を読んだ直後に読むべきなのだろう。

3652―伊坂幸太郎エッセイ集

伊坂 幸太郎 / 新潮社

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by kfuk | 2013-10-07 01:14 | BOOK
2013年 06月 28日

ガソリン生活

主人公は緑デミこと、望月家の緑色のデミオ。
この本の中では車たちがおしゃべりをし、噂話をする。
人の話を聞いているが当然話しかけることはできないし、水からいきたいところに行けるわけでもない。
だから普段の緑デミは望月家の駐車場で向かいの細見さんちのカローラGTの”ザッパ”とおしゃべりするか、周りを眺めて過ごすだけ。
そんな望月家と緑デミが、元女優で仙台の有名人山崎翠のダイアナ妃の事故を彷彿させる事故の真相に迫る。同時に街の悪党たちの死体運びにも巻き込まれてしまう。

車目線で語られるミステリーという設定が面白い。車たちも個性的であり、車種によるキャラも感じ取れて車好きならおもしろさが増してくる。

ガソリン生活

伊坂 幸太郎 / 朝日新聞出版

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by kfuk | 2013-06-28 23:42 | BOOK
2013年 05月 29日

残り全部バケーション

移動図書館でリクエストしなくても借りれた。ラッキー。
何人か登場人物が重なるが、微妙に異なる話からなる5章構成。まあおそらくこれらの話がやがてまとまって行くんだろうなと思ったら、やっぱりそうなる。それぞれの話ではさほど盛り上がるわけでもなくたんたんと進む。
そして最後にはきれいな仕掛けに引っかかる。
伊坂作品は悪党が主人公になることが多い気がする。決して好感が持てるとは限らないがうまいこと描いてる。

残り全部バケーション

伊坂 幸太郎 / 集英社

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by kfuk | 2013-05-29 23:04 | BOOK
2013年 05月 11日

玉村警部補の災難

海堂尊チーム・バチスタシリーズの登場人物、玉村警部補が加納警視正と共に携わった事件をまとめた短編集。
読みやすくて面白い。
田口先生も白鳥さんももちろん出てくる。

玉村警部補の災難

海堂 尊 / 宝島社

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by kfuk | 2013-05-11 14:28 | BOOK
2013年 05月 06日

冬芽の人

「新宿鮫」の大沢在昌の作。
元女刑事が退職に至るきっかけとなった事件の黒幕に挑む。

死なせてしまった先輩の息子で一回りも離れた若者に好意を抱いてしまった苦悩と気がつくと危険に立ち向かわざるを得なくなった立場が描かれている。重い状況ではあるのだが、読みにくくはない。ただ終盤紛らわしい苗字がくり返し出てくるのが煩わしい。

冬芽の人

大沢 在昌 / 新潮社

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by kfuk | 2013-05-06 22:52 | BOOK